『第6回 年末お笑い総括報告書』
とりあえず、前回でお笑いの真理の一端に触れる事ができたし、なかなか執筆の時間も取れなくなったので(ほぼほぼテレビとYoutubeの所為)、何の前触れも無く、ぬるりと前回を最終回にしようかとも思ったのですが、日々の労働に忙殺されて、毎日を何気に過ごしていると、年感覚(?)が麻痺してきて、3年前はどんな年だったかとか、5年前はどうだったかどころか、コロナ禍の影響で、去年と今年の出来事の区別すら付かなくなって来たので(今が令和何年か分からない人が意外といる的な)、ある種のボケ防止的意味を込めて、こうして再び筆を執るのだった。(スターウォーズのオープニング風に)
――とは言え、やはり、M−1には触れておかなければなるまい。
なにせ、まさかのマヂカルラブリー優勝で、今年のキングオブコントで三冠誕生が囁かれる中、にわかに活気づくお笑い界を見守らざるを得ないのがオレのサガ。
結果、空気階段の圧勝回だったけど、マヂカルラブリーも2本目に進出しても良かった様な気がしないでもない。
テレビ的な事を考えるならば、マヂカルラブリー同様、三冠を狙っていた霜降り明星も決勝に出ていれば、かなり熱い展開になっていた事は間違いない。(準決勝敗退)
空気階段の優勝は変わらなかっただろうけど……
個人的には、空気階段とザ・マミィが突出していた様に感じました。
他のコンビは、シュールに突出し過ぎていて、見る者を選び過ぎていた感が否めません。
とくに男性ブランコのレジ袋代をケチって買った物を地面にぶちまける奴――って、オレじゃん!と身につまされた人間多数説。
今後は、レジ袋代をケチった人間はみんな、店員に「男性ブランコ野郎」(?)と陰口を叩かれると思うと、もはや笑ってはいられません。
これが腐す系のネタの欠点であり、ゆえに腐す系のネタはかなりのマイノリティをネタにしなければなりません。
はっきり言って、レジ袋代をケチって買った物を地面にぶちまける奴は、むしろマジョリティです。(希望)
男性ブランコは、レジ袋代をケチって買った物を地面にぶちまける奴らを完全に敵に回しました。(オレ)
エコバッグ使えよって話ですが、オレはレジ袋を使い回す派だ!
レジ袋の使い回しは衛生的に問題が――って、エコバッグをちゃんと洗ってる人間は多分稀だ。
ならば、数回で使い捨てる(ゴミ袋にする)レジ袋の方が、数ヶ月洗っていないエコバッグよりも遙かに衛生的なのは言うまでも無いという論法。(信じるか信じないかはあなた次第)
ただし、使ったら、ちゃんと折り畳んでおかないと、くしゃくしゃのレジ袋をポケットから取り出さなければならない(いかにも貧)という羞恥プレイを強いられる事になるので注意が必要です。
どちらにしろ、オレは、もう二度と買った物を地面にぶちまけたりはしない!
その後、2,3個ならば、袋に入れるまでも無いと高を括っていたら、見事に地面にぶちまけた事は言うまでも無い。
そして、今後も、同じ過ちを繰り返すのは、人間のサガなのかも知れない……
そんな事を考えさせられたキングオブコントでした。
――で、話は戻って、M−1ですが、前回、「今後のM−1は無名のダークホースを中心にした大会になる」とか予想しておきながら、前回とは打って変わっての、常連組とフレッシュとは真逆のおじさんコンビばかり……しかも、初決勝組もそこそこ全国ネットに出ていたので、全く知らない芸人がおらず、あまりダークホース感が無いと来てる……
M−1って若手の為の大会じゃなかったっけ? と大会の理念を揺るがしかねない2組の存在こそが、今大会最大のテーマと言えるでしょう。
とは言え、錦鯉の方は、本当にコンビを組むのが遅かっただけの、ただの中年コンビです。
問題は、おいでやすこがの方です。
漫才前の紹介映像で、おいでやすこがユニットである事を知った瞬間に、「その手があったか!」と思った人間は、万を下らないでしょう。
はっきり言って、ピン芸人同士がM−1の為にコンビを組むという、「ユニット」という形式は、芸歴では無く、コンビ歴を出場資格としているM−1のレギュレーションの穴を突いたグレーゾーン行為と言えます。
今までは、ユニットが決勝まで上がってくる事が無かったので、本部もそれほど問題視していなかったでしょうが、今回のおいでやすこがの活躍で、レギュレーションの見直しが行われるかも知れません。(単純に30歳未満の年齢制限とか)
それ程の重大事が漫才前に行われると同時に、今さらながらに、このおいでやすこがこそが、今大会のダークホース中のダークホースであることに気付かされました。
そして、漫才が終わった時には、今大会の最高点を叩き出し、多くの人が、今年の優勝はおいでやすこで決まったと確信したはずです。
ネタ的には、ある意味普通の歌ネタでしたが、大会後も話題になっていた様に、おいでやす小田の大声ツッコミのインパクトが絶大でした。
さらに、間もテンポもさすがベテランと言った感じで、即席のユニットとは思えないほどの完成度が加われば、あの高得点にも頷けます。
そして、とくにツッコミ文句が凝っていたわけでもないのに、初見という事もあったのでしょうが、なぜか面白いと感じてしまうところに、漫才技術の真理の一端を垣間見た気がします。(後述)
おいでやすこががあまりにもウケていたので、前の4組の印象がかなり霞んでしまったことは否めません。
トップバッターが、まさかの敗者復活組!――というサプライズはありましたが、同時に、「敗者復活組=視聴者の刺客」が死んだことを意味します。
トップバッター優勝は、まだM−1が手探りだった黎明期の第一回中川家のみなので、実質皆無と言っても構わないでしょう。
さらに、トップバッターが最終決戦に残ったのも、M−1常連化した頃の笑い飯のみなので、これもかなり厳しいでしょう。
実質、トップバッターは、死に体の前座扱いです。(ヒドい)
案の定、点数は伸びませんでした。
三連単予想で敗者復活枠優勝と予想していた人々は、M−1開始と同時に、ほぼ絶望です。(オレ)
今回の敗者復活は、ぺこぱか、ABCお笑いグランプリ優勝で勢い付いているコウテイが来るものとばかり思っていたのですが、まさかのインディアンスでした。
ぺこぱもそんなに悪くなかったので、視聴者票のゴリ押しで勝ち上がってくるんじゃないかと期待しましたが、視聴者の野郎どもはしっかりとネタを見ていた様で、まんまとしてやられました。
個人的には、ロングコートダディが一番面白かったですが。
しかし、後に気付いたのですが、実は、ロングコートダディは、一切ボケもツッコミもしていなかったのです。
つまりは、ただの演劇(というか、ただのトーク)です。
漫才とは、演劇の一種どころか、演劇そのものである事が証明されました。
そんな、ある意味、変則的なお笑いが一番面白く感じる様になったらおしまいです。(ロングコートダディに失礼)
完全に、お笑いの見過ぎで、変なタイプのお笑いが好きになってしまったパティーンです。
どの分野の玄人も陥りがちなゲテモノ好き嗜好です。
こうなると、もはや、まともに批評はできません。
しかし、多分、ほとんどの玄人は、そんなゲテモノ嗜好を内に秘めているのではないかと思います。
今回の審査員達も例外ではありません。(多分)
たまに、イロモノネタに高得点を付ける審査員がいますが、それは、内に秘めていたゲテモノ嗜好が漏れ出した結果であると思われます。
しかし、審査とは、個人の嗜好を排して行われるものと思われがちですが、こと芸術に関しては審査員の個人的嗜好は排される必要は無いのかも知れません。
審査員同士の個人的嗜好がぶつかり合い、それでも突出した作品は、間違いなく優勝作品と言えます。
毎回、審査員の点数に、客観性に欠ける的ないちゃもんを付けてきましたが、そもそも、芸術審査に客観性など必要ないと悟りました。
そもそも芸術における客観性とは、結果を平均化しないと算出できない結果論的なものである上に、平均的感性の持ち主が、その分野の権威(=審査員)になれるわけがありません。
ただし、審査と批評は別です。
批評とは、公平であるべきなので、完全に個人の嗜好を排した平均的感性の持ち主の方が適していると言えます。
それでも、批評するには、ある程度の知識が必要なので、ゲテモノ嗜好に陥った玄人よりも、ギリギリ正常な中級者の方が客観的な批評が可能なのかも知れません。
――というか、ゲテモノ嗜好に陥っていない玄人が一番良いのは、言うまでもありませんが。
そして、まだ、ロングコートダディがゲテモノと決まったわけでもありません。
実際、平均的感性の持ち主達が選んだインディアンスは撃沈したわけですし。
インディアンスのネタは、前回話していた、件の最終決戦でやるつもりであったであろうTHE MANZAIのネタでした。
手数とテンポは、トップクラスでしたし、審査員の評価も良かったのに、点数が伸びなかったのは、トップバッターだったからという事もあるでしょうが、何より、審査員達のゲテモノ嗜好に引っ掛からなかったからでしょう。
後に、インディアンスは、他の芸人から毒の無さを指摘されていましたが、それは、つまり、毒であろうが何であろうが、インパクトに欠けていたという事かも知れません。
いくら手数が多くても、最も重要なインパクトに欠けていては意味がありません。
せっかく、前回できなかった全力を披露することができたと言うのに、トップバッターだった事で、本人達も前回のリベンジができたとは思えていない事でしょう。
この悔しさをバネに、さらなる飛躍を期待します。
2番手は、今回最下位の東京ホテイソンで、3番手は、優勝予想1位のニューヨークでしたが、「敗者復活枠、東京ホテイソン、フーセン丸太二人組」という順番は、奇しくも、今回の私の三連単予想の順位そのものという偶然。
なので、敗者復活枠がコテてしまった今となっては、東京ホテイソンが優勝するに違いないと信じていたのに、まさかの最下位です。
さすが、ロングコートダディが一番面白かったとか言っているだけあって、予想もズレています。(自虐)
東京ホテイソンは、ボケではなく、ツッコミで笑わせるタイプであり、そのツッコミワードのセンスは業界屈指ともっぱらの噂ですが、そのスタイル故に、ツッコミまでの流れが一辺倒になりがちなので、その辺りが点数が伸びなかった理由なのかも知れません。
巨人師匠もボケがわかりにくいと言っていた様に、ボケパートはほぼ聞き流し状態だったのは問題です。
この辺りは、完全にネタ選びを間違っていたと言えます。前回のインディアンス状態です。
通常はボケで笑わせなければならないので、いくらツッコミがメインとは言え、ボケパートを振りだけで使うのはどうかと思います。
というか、普通、ツッコミで笑いとるのは、陣内智則的なピン芸人スタイルなので、ボケパートを振りだけで使うと、ピン芸人行きになりかねません。
コンビだからこそ、ボケパートでもウケが取れれば、攻撃力は2倍になる(希望)ので、東京ホテイソンには伸びしろしか有りません。
次のニューヨークは、三連単予想1番人気=優勝候補です。
実績的に、キングオブコント準優勝だったニューヨークが予想上位なのは理解できなくもないですが、R−1優勝のマヂカルラブリーが9番人気だったのは意外でした。
これは、世間的には、キングオブコント>>>R−1という認識の証明以外の何物でもありません。
それを差し引いても、去年の敗者復活戦の出来を見れば、マヂカルラブリーが予想上位に来てもおかしくなかったはずですが、やはり前回出場時の上沼審査員との因縁を考慮していた視聴者が多かったのかも知れません。
ちなみに、私は、3番人気をニューヨークにするかマヂカルラブリーにするかで迷ったと弁明しておきます。
東京ホテイソンがコケた時点で、ニューヨークとマヂカルラブリーが最終決戦に残り、マヂカルラブリーの二冠もあり得ると思っていたほどです。
2番人気の見取り図、3番人気のアキナは、多分関西票なので、優勝は微妙という見解です。
とくに見取り図は、決勝に出過ぎているので、初見効果も無く、ブレイクスルーを起こさなければ、優勝は難しいです。
その点、ニューヨークは漫才もコントもこなせるマルチプレイヤーなので、トンデモネタが飛び出す可能性があるので、油断はできません。
今回のネタも、ある意味トンデモネタでした。
完全にコンプライアンスをぶっちぎった不謹慎ネタでしたが……しかも、超下品ネタをぶち込んでくるし……
この時点で、自動的にマヂカルラブリー二冠回が濃厚になりましたが、意外に点数が高かったので、ビックリです。
内容的にも、東京ホテイソンとそれ程の差があったとは思えませんし、多分、優勝候補バイアスが掛かったのだと思いますが、どう考えても、深夜のネタ番組でやる様なネタで、ゴールデンや大会でやる様なネタではありません。
しかし、その是非は後世の歴史家の判断に委ねます。
今回の見取り図は、いつものマルコ牧師をやめたのかと思いきや、最終決戦で、まんまとマロハ島を仕込んできました。
これは、1本目に全力ネタを仕込んできたパターンかと思いきや、2本目の方が面白かったので微妙です。
ですが、どちらにしろ、聞けば分かる見取り図のネタだったので、ブレイクスルーを起こせていなかった時点で、今回の優勝は無かったでしょう。
ただ、見取り図が三連単予想2番人気になる程、人気な理由が少し分かりました。
見取り図は、オーソドックスな怒鳴る系ツッコミなのに、リアルに怒ってる系ではなく、どこかマイルドな所が良きです。
ツッコミは、リアルに怒ってる系の方が良いという人もいますが、「コンビは仲良く」「人を傷つけないツッコミ」が持て囃されている昨今の世相としては、ツッコミはマイルドな方が良いと思われます。
リアルに怒ってる系のツッコミは、自分が怒られているみたいで全然笑えませんし、客観的にも誰かが怒られている姿は気分が良くないです。
そもそも、基本的にツッコミはボケの強調が目的なので、そこにわざわざ憎悪を込めるのも、どうかと思います。
もしかしたら、怒ってる系のツッコミが好きな人は、ツッコミ側に感情移入しているのかも知れませんが。
その点、見取り図のツッコミは、怒鳴っていて、一見リアルに怒ってる系のツッコミに見えますが、「!」ではなく「!?」のニュアンスが感じられるので、どちらの嗜好にも対応できるツッコミではないかと思います。
逆に、おいでやすこがは、完全に怒ってる系のツッコミですが、怒鳴りに振り切り過ぎていて、怒ってるというよりも単に怒鳴ってるだけの奇人にしか見えないので、完全にただのギャグです。
今回の出場コンビで言えば、ウエストランドが、一番リアルに怒ってる系でした。
この点がウエストランドの点数が伸びなかった一因かも知れません。
そして、優勝したマヂカルラブリーもあまりツッコミがキツくないタイプです。
1本目は、前回の敗者復活戦のネタでしたが、ちゃんと高得点だったので、やっぱり普通に面白いネタだったんだと安堵しております。
もしかしたら、ロングコートダディも決勝では、もっと評価されるかもしれません。
そして、2本目の吊革ネタは、問題となるだけあって、おいでやすこがの1本目に匹敵する程のインパクトでした。
おいでやすこがの絶大な初見のアドバンテージを覆しての優勝は、まさに、この吊革ネタ有ってこそと言えます。
1本目の時点でも、前回決勝出場時とは全くタイプの違った漫才を披露していたので、前回のマヂカルラブリーしか知らない人にとっては、初見に等しい漫才だったかも知れません。
そして、吊革ネタに至っては、完全に初見効果が発動していました。
このように、一度決勝の舞台に立ったコンビは、前回と同じようなマイナーアップデートのネタでは、もはや初見の漫才とは対等に評価してもらえないので、マヂカルラブリーの様なメジャーアップデートが必要となります。
今回、優勝できなかったコンビには、須くメジャーアップデートが必要です。
それは、ネタがマイナーアップデートに留まっていた為に、敗者復活できなかったぺこぱが証明している事です。
そして、吊革ネタは、2度目の初見効果だけで無く、「あれは漫才なのか」論争という、今大会最大の問題提起を投げかけたネタでした。
これに関しては、ネットでも様々な議論が交わされていた様ですが、概ね「あれは漫才」という事で結論が出ていますが、意外とこれは漫才の真理迫る問題だったのではないかと思っています。
この件について、やたらと霜降りせいやが中田カウスの「コントも〜漫才ぃ〜」という言葉をフィーチャーしていました。
一見、力業の暴論の様にも聞こえますが、つまりは、コントだろうが何であろうが、漫才に落とし込めれば、それは漫才という事を言っているのでしょう。
ロングコートダディの件でも漫才は「演劇の一種」と言いましたが、コントとは「演劇そのもの」です。
なので、コントを漫才の文法に変換して、視聴者がちゃんと理解できるのであれば、それは漫才以外の何物でもありません。
――で、問題は「漫才の文法」です。
「あれは漫才なのか」と思った人の多くが、「漫才とは話芸であり、動きはそれに含まれない」論者です。
これに関しては、「動きも手話と同じく肉体言語(?――正しくは視覚言語)だ!」と言うことで即解決ッ!
――かと思いきや、「漫才はラジオ、コントはテレビで表現する物」という独自の論を展開する古強者登場。
つまりは、「漫才とは音声言語のみで表現されなければならない」という論な訳ですが、多分、それは落語や講談であって、漫才ではありません。
漫才は、元々、舞台芸なので、視覚言語を用いても良いはずです。(落語や講談も舞台芸ですが)
それでも、納得できない様であれば、SDGsの魔法を用いて、「手話による漫才は、漫才では無いのか!」と唱えれば、相手も引いてくれるに違いありません。
どちらにしろ、漫才とは、音声言語と視覚言語を用いた舞台芸ですが、これだけでは、コントとの差異がはっきりとしません。
――というか、今回の問題でよくフィーチャーされたサンドウィッチマンの「コント漫才」が漫才と認められている以上、吊革ネタが漫才ではないという事はありえません。
コント漫才とは、よくある「俺、〇〇になってみたいんだよ〜(または、〇〇してみたいんだよ〜)」で始まる漫才がその典型です。
見取り図の一本目もコント漫才でした。
ある意味、現在の漫才の主流はコント漫才なんじゃないかと思います。
はっきり言って、コントとコント漫才の違いは、ありません。
強いて言うならば、最初に「ど〜も〜」で始まって、「俺、〇〇になってみたいんだよ〜」でコントを開始して、「ありがとうございました〜」で終われば、漫才です。
つまり、コントを「ど〜も〜」と「ありがとうございました〜」で挟むと、コント漫才のできあがりです。
これが漫才の文法です。
一般的には、音声言語のみだの漫才の文法だのの理屈は置いといて、舞台装置の有無で、漫才とコントを分けるのが一般的な様ですが。
多分、M−1も、その方式でしょう。
しかし、一般の舞台では、舞台装置があったとしても、「ど〜も〜」と「ありがとうございました〜」で挟めば、漫才にカテゴライズされそうです。(漫才設定のコントでなければ)
これで、今後は、どんなに奇抜なネタが現れたとしても、「あれは漫才なのか」論争は起こらないでしょう。
ただし、きつねのサンプラーは、M−1に持ち込めるのか不明です。
そして、もしそれが可ならば、それがどんどん拡大解釈されて、いずれば舞台装置を使った漫才も現れるかも知れません。
これで「あれは漫才なのか」論争は一段落つきましたが、お笑いを追求すればするほど、ネタの進化により、ネタがどんどん正当派漫才から離れていくのは、仕方の無いことです。
今後も、到底、正当派漫才とは呼べない様な奇抜なネタは生まれ続ける事でしょう。
それでも、M−1の「M」は、あくまで「漫才」なので、M−1では正当派漫才は特別な価値を持っている様に思われます。
最終決戦で、巨人師匠が見取り図に票を入れたのは、見取り図の二本目だけが正当派漫才だったからという理由もある様な気がします。
つまり、おいでやすこがの歌ネタもコント漫才にカテゴライズされるという事です。
それでは、正当派漫才とは、如何なる物なのかと考えてみるに、個人的に一番分かりやすいのが、毎回『THE MANZAI』でトリを務めている爆笑問題の時事ネタ漫才です。
多分、一般的には、中川家の漫才を挙げる人が多い様な気がしますが、爆笑問題の方が、より漫才らしい漫才の様な気がします。(中川家は顔芸や動き等の視覚言語もよく使うので)
爆笑問題の漫才は、ほぼ音声言語のみによる漫才なので、完全にラジオでも通用する、非の打ち所の無い完全漫才です。
また、先ほど「手話による漫才」について考察してみましたが(実際に手話漫才はあるらしい)、「通常の音声漫才を手話漫才に完全変換する事は可能か?」という問題を考察してみるに、答えは否と結論付けられます。
手話漫才という物は成立し得ますし、音声漫才からの変換も可能ですが、当然、元の漫才とは異なる物になります。
まず、音声言語を視覚言語に完全変換する事ができません。
「百聞は一見に如かず」と言いますが、「百読も一聞に如かず」です。
パソコンは、音声言語を視覚言語(オブジェクトコード)に完全変換していますが、多分、それを読める人間は存在しません。
視覚言語では、音の強弱やイントネーション、何より声色や声質が絶望的に表現できません。
この時点で、音声漫才を完全変換することは不可能です。
そして、そこにこそお笑いの真理があると気付かされます。
今までは、ネタ(台本)の内容のみを評価しがちでしたが、単純に面白いのは「言い方」だったりします。
それは、ワードセンスや現代語を古語で表現するというレベル(すゑひろがりず等)ではなく(これらも視覚言語ではあるが手話では表現できない)、単純にトーンやイントネーション等です。
東京ホテイソンやおいでやすこがのツッコミ然り、ジャングルポケット斉藤の演技はその典型です。
そのような、ネタ(台本=文字=視覚言語)では表現し得ない、音声言語でしか表現できないところにこそ爆笑の種が潜んでいるのだと、今回の騒動を通して、まざまざと思い知らされました。
だからといって、単純に視覚言語が音声言語に劣るとは言えません。
両者は、単に表現できる情報の種類が違うと言うだけに過ぎません。
『ザ・イロモネア』の「サイレント」なんかは、その典型です。
「百聞(音声)は一見(映像)に如かず」(映像は音声に変換できない)「百読(映像)も一聞(音声)に如かず」(音声は映像に変換できない)の矛盾が成立するのは、互いに扱う情報の質が異なるからに過ぎません。
音声言語的お笑いと視覚言語的お笑いの止揚こそが、次代のお笑いのニュースタイルを築くに違いないと、ソレっぽいことを思い付きましたが、それは全てのお笑い芸人が普通にやっている事であり、それこそが今現在の漫才やコントであることに気付くのに、2秒も掛かりませんでした。
お笑いにおける「言い方」の重要性に気付かされたところで、マヂカルラブリー以降のオズワルド、アキナ、錦鯉、ウエストランドは、よりによって後半3組が初決勝組な事もあり、まだまだ番狂わせが起きそうな雰囲気を醸し出しておきながら、終わってみれば、ほぼほぼ消化試合でした。
とくに、アキナは三連単予想3位だったので、期待していたのですが、まさかの8位……
すごくテンポが良かったのに、点数が伸びなかったのは、ネタに意外性が無かったと言うか、ありがちな展開なので、ある程度オチが予測できるところがあった上に、大笑いポイントが無かった所が大きいかと思います。
多分、2本目に本気ネタを持って行こうしていたパターン(インディアンスパターン)の可能性が高いです。
アキナの前のオズワルドについては、松本人志は「静かな方が良い」と言い、巨人師匠は「大きな声の方が良い」と、完全に正反対の感想を述べていましたが、巨人師匠に一票です。
静の漫才においては、ある程度ツッコミを強くした方がメリハリがつくので、見やすくなります。
その点、今回のオズワルドは、前回よりも良かったのですが、もはや初見ではないので、何らかのブレイクスルーを起こさなければ、先へ進むのは難しい状況です。
そして、まさかの決勝進出の錦鯉……
前回、「錦鯉が決勝まで行ったときに、果たして審査員がどう評価するのかは、非常に興味深いところではあります」とか言ってたら、ホントに来るとは夢にも思いませんでした。
そして、問題の審査員の評価ですが、概ね高評価で、まさかの4位……あやうく最終決戦に残るところでした。
具体的な理由は述べられませんでしたが、「とにかく笑える」的な意見が散見されました。
つまりは、ネタではなく、音声言語的お笑い要素が優れていたと言うことでしょう。(見た目=台本では表現できない視覚言語的要素も大きいですが……)
実際、「キャラメルは銀歯泥棒」はワード選びだけでなく、言い方も面白いです。
むしろ、言い方が面白いです。
このように、音声言語的お笑い要素は、ごり押しでネタ力を上回ることがあると言うことを、今更ながらにわからされました。
ですが、ツッコミがわりとリアルに怒ってる系だったのは、個人的にマイナスポイントです。
どんなにおちゃらけていようが、おじさんがマジで怒られている姿はあんまり見たくありません。
ここでこそ、見取り図的なツッコミが理想です。
ラストのウエストランドは、優勝予想最下位であり、実際も9位だったので、順当と言えば順当ですが、ホントに東京ホテイソンより上だったのか問題は、誰も議論していないので流します。
ネタが、不倫という不謹慎ネタだった事も、低得点の一因でしょう。
やはり、不謹慎ネタはよくありません。
インフォーマルな場でなら、不謹慎ネタはウケるでしょうが、やはり、フォーマルな大会では避けるべきです。
あと、先述した様に、ツッコミが怖すぎます。
内容も怖目でしたが。
しかし、それがウエストランドの持ち味なので、それをどう生かすかが、今後の課題かと思います。
今回は、一度に二つも大きな問題が持ち上がり、予想を何度も上回る展開の非常に面白い回でした。
おいでやすこがの登場により、やはり、初見のアドバンテージは絶大であるという事を思い知らされ、優勝は決まったかと思いきや、まさかのマヂカルラブリー優勝で二冠達成という展開は、誰もが予想だにしない結末だったのではないでしょうか。
この時点で、おいでやすこがが今年のM−1ブレイク枠なのは明らかですが、結局の所、ブレイクする芸人には、ピン芸人のキャラの様に、特徴的な一芸があります。
おいでやすこが(おいでやす小田)の場合は、言うまでも無く、大声ツッコミです。
前回のぺこぱにも、「否定しないツッコミ」があり、トム・ブラウンにも特徴的なツッコミがありました。
ピン芸人に限らず、そういった個性的な特徴は、非常に重要です。
今回のマヂカルラブリーも、個人的には1本目のネタの方がクオリティは高いと思いますが、2本目の変則的なネタの方が圧倒的に評価されており、マヂカルラブリーの代名詞となっている程です。
前回のミルクボーイにも、コーンフレークネタ(リターン漫才)という個性があり、ブレイクする芸人――ひいてはM−1に優勝するコンビにも、ピン芸人的なキャラ、または特徴が必要であると言えます。
ピン芸人の場合は、その芸人のキャラがネタに反映されますが、コンビ芸人の場合では、ネタ中のキャラが、その芸人のキャラとして扱われる(イジられる)ので、ネタは慎重に考えなければなりません。
前回、イジラレ芸人について、「ツッコミ芸人>イジラレ芸人」的な事を述べましたが、ツッコミ芸人がMCとなり、崇拝されるのはごく一部であり、圧倒的に需要が多いのは、イジラレ芸人の方であることは言うまでもありません。
バラエティ番組には、すでにMCが存在しているので、番組が求めているのは、イジラレ芸人のみです。(裏回しなどで若干のツッコミ芸人は必要。また、トーク番組は別)
結局、M−1優勝者であろうが何であろうが、芸人は須く、ますはイジラレ芸人を目指さなければならないという事です。
その為、自分のキャラを取るか、お笑いを取るかは、芸人最大のジレンマと言えるでしょう。
ニューヨークなんかは、それを考えすぎて、お笑いに振り切れていない所がある様な気がします。(いわゆるセンス系)
ただし、バイきんぐの様に、キャラを凌駕するキラーフレーズ(「なんて日だッ!」)があれば、そんなジレンマを考える必要もありません。(キラーフレーズがいじられるので)
そして、キラーフレーズとは、音声言語的お笑い要素であり、ネタ力(漫才力)とは別のお笑い力を要する領域でありながら、時に面白さの多くの部分を占める物です。
そして、私も、最近では、ネタの内容よりも、演技や言い方の面白さを重視する傾向にある事が、ロングコートダディ事件の原因であると理解しました。
それでも、それらを生かせるネタ有ってこその面白さなので、結局の所、演技や言い方が面白い漫才はネタも面白いと言うことであり、音声言語的お笑い要素の無いネタは、それに一歩及ばないと感じざるを得ません。
その点は、今後のお笑い批評の評価項目に追加される事でしょう。
今大会は、ダークホース無き中年おじさん大会で、期待薄な展開になるかと思いきや、「二冠のマヂカルラブリー」「ユニットのおいでやすこが」の登場で、大いに盛り上がりました。
そして、今回は「食べ物系コンビ名のダークホース」の優勝が阻まれましたが、そもそも、今回は食べ物系コンビが存在しなかった(ギリギリ錦鯉)ので、ある意味、まだジンクスは継続中と判断します。
食べ物系コンビと言えば、和牛の名がなかったので、調べてみると、実は前回終了時点でM−1卒業宣言をしていた事にビックリです。
今回出場していたら、三連単予想はダントツ1位だったことは疑い有りませんし、優勝の可能性もありました。
是非、ラストイヤーでの復活的なドラマを期待したい所です。
今回のおいでやすこがの決勝進出により、ついに、ユニットが全国に周知される事となりました。
今まであれば、ジャルジャルの様に、M−1で優勝できずに年齢制限を迎えたコンビは、KOC優勝を目指したものですが、今後は、そんな年齢制限を迎えたコンビや、ピン芸人同士のユニット参戦が増える事は想像に難くありません。
このような、M−1の高齢化は、果たしてM−1の理念に適うものであるかは、今後の課題となる事でしょう。
ご清聴、ありがとうございました。
2021/12/16
(; ̄□ ̄)ノ<講評〜ってゆーか雑談)
…………
――ってゆーか、もうすぐ次回のM−1始まるじゃんッ!(デジャヴ)
今年も、ちんたらしてたら、このザマです。
――と言うか、最初にも書いた様に、ホントは書くつもりはなかったし、M−1の事も少しだけ触れて、後は、去年と今年に、ほぼほぼハマっていたYouTubeについて語るつもりだったのに、結局、いつも通りの内容になってしまいました。
ええ、はい、そうです。
前回、「最近のテレビはつまらない」に対するアンチテーゼとして、「やっぱりテレビは面白い」的な事を言っておきながらのYouTubeへの見事な手のひら返しッ!
いや、別にYouTubeに寝返ったわけではありません。
何だかんだ言っても、結局、テレビの方がクオリティは高いですし、音声技術に関しては、YouTubeは絶対に勝てません。
それでも、技術の進歩により、黎明期の様な音声も画像も悪い、ただの素人携帯動画とは比べようも無い程にクオリティは上がり、テレビでは容易にできない様な事までできる様になっているので、現在では全く無視できないコンテンツと化しています。
このままYouTubeについて話すと、また第二部が始まってしまうので、ひとまず置いといて、いまだに続くコロナ禍について、どうしても気になることがあるので、ここに記しておきます。
ほとんどの人はワクチン接種を済ませたと思いますが、当然、私も済ませており、当然の様に副反応が出ました。
そう、副反応についてです。
普通に次の日に熱が出ました。
あらかじめ「副反応が出ることがあります」と説明を受けていましたが、「出ることがあります」という表現が「普通は出ないもの」的なニュアンスに聞こえるので、熱が出たときは、普通に不安になりました。
しかし、ググってみると、熱が出るのは免疫反応らしいので(接種者の約50%に出ている)、逆に出ない方がヤバくない? と、ひと安心――した翌日に、猛烈な肩こりに襲われました。
ちょうど注射を打った反対側の肩だったので、寝てるときに無意識に注射側を庇って寝返りを打っていたのかな、というレベルの痛みではありません。
肩こり如きで大げさな、と馬鹿にする事なかれ。
普通の肩こりは、ストレッチしたり、肩のツボを推したりすると痛みは和らぎますが、今回の肩こりは、それらが全く通用しません。
例えるなら、虫歯と同じくズキズキと永遠に痛み続ける類いの、あの嫌らしい痛みです。
しかも、MAX時の虫歯に匹敵する感じです。(部位が異なるので単純に比較はできませんが)
とても、人に耐えられる痛みではありません。
MAX時の虫歯の痛みを知らない人には想像もできないかも知れませんが、20、30代で歯が抜けている人は、格闘技や怪我で抜けたのでなければ、大抵は虫歯の痛みに耐えきれずに自分で抜いちゃったパターンです。
それほどに、虫歯は痛いです。
虫歯ならば、歯を抜けば痛みは消えますが、肩こりの場合は、腕を引きちぎる訳にもいかないので、どうしようもありません。
――ってゆーか病院に行けよって話ですが、夜だし、肩こり如きで、病院に行くのもなと、ググってみても、筋肉注射による五十肩の痛み的な注射患部の痛みしかヒットせず、肩こりについては全くヒットしませんでしたが、絶対にワクチンの副反応以外には考えられません。
そこで、ワクチンの副反応を検索ワードから削除して、単に肩こりの関連痛(放散痛)で検索したところ、「心臓疾患、心筋炎」という不穏なワードが……
絶対、これじゃん……
この副反応については、ニュースでも、しこたま放送されていたので、すぐにピンときました。
それと同時に、この副反応が若年層に多い理由にもピンときました。
若年層は肩こりを経験したことが無いので、肩こり如きで、すぐに病院に駆け込んだけど、中年層以上は、なまじ肩こりを知っているので、どんなに痛かろうが、肩こり如きでは、病院には行かないので、あのような調査結果になったに違いありません。
軽度の心筋炎は自然治癒するらしく、普通は左肩がこる様ですが、今回は右肩だった事もあり、軽く考えている内に、6時間くらいで痛みが引いてきたので、病院には行きませんでしたが、今にして思うと、ちゃんと行っておくべきだったと思います。
実際、朝になっても痛みが引かなかったら行くつもりでしたが、多分、その頃には、某大島サイトに事故物件が一つ追加されることになっていた事でしょう。
後の追跡調査により、私の周囲にもあの激烈な肩こりを経験していた人物が何人かいましたが、大抵は1、2時間ほどで治まっていたので、ただの肩こりかと思っていたらしいです。
いや、私も大騒ぎしましたが、最初の2時間くらいは、普通に耐えられました。
しかし、2時間を過ぎても痛みが引かないと、この痛みが一生続くのでは無いかという不安が痛みを倍加させるので、実際の痛みは変わらなくとも、時間が経つにつれて耐えられなくなってくるものなのです。
たかが6時間とは言え、2時間の場合とは比べようも無い程の痛みの時間なのです。
よく、陣痛は死ぬほど痛いと言いますが、あれは原因がはっきりしているのでなんとか耐えられますが、原因不明の痛みを耐えるには、陣痛に耐える以上の忍耐力が必要になります。
「男は陣痛の痛みには耐えられない」と言いますが、今回の件で、陣痛に耐えられる自信が付きました。
男ですが。
報道では、若年層の1割強に軽度の心筋炎の副反応が出るという事になっていますが、実際には、全体の2〜3割くらいにこの副反応が出てるんじゃないかと推測します。(心筋炎の関連痛は肩こりだけではないので、別の関連痛が出てるけど無視しているケースは多そう)
現在では3回目の接種が予定されていますが、こんなことがあったので、かなり不安です。
次こそは副反応が出たら、迷わず病院に行こうかと思います。
それにしても、一体いつまで、このコロナ禍が続くのやら……
国内に変異株が入ってきている時点で、空港検疫(または隔離期間)はザルだった(予防率99%では意味が無い)という事が明らかなので、全世界からコロナが無くならない限り、コロナ禍は続きそうな予感……
こうなると、SARSやMERSも、本当は封じ込めに成功してなくて、新型コロナも、そこから漏れ出してきた説が、中国陰謀説よりも濃厚に……
ここ一年くらいは、ニュースもほとんどコロナの状況報告ばかりで、世界情勢はどうなってるのかと思いきや、唐突にタリバンがアフガニスタンの政権取ってるとか……
コロナ禍の隙を突かれたにしても、風前の灯火だったはずのタリバンがアフガニスタンを制圧するまでの過程がすっぽり抜け過ぎています。
コロナ禍の間に一体、どれだけの世界情勢が動いていたのか分かったものではありません。
国内に関しても、犯罪の報道が減ったので、実際に犯罪が減ったのかと思いきや、実際に犯罪率は減っているらしいですね。
当然のようにサイバー犯罪は激増しているらしいですが……
これを期に、ネットの取り締まりも強化され、ネットのモラルも改善されるかも知れません。
昔は、挨拶の様に恫喝しまくってる人がいましたが、今は書き込みが証拠になるので、下手に犯罪になりそうなことは書けません。
いまだに、昔気分で、犯罪書き込みしまくってる人もわりと見かけますが、そういう人々は、ネットの匿名性を信じているのでしょうが、SNSも匿名だと思っているので、逮捕者続出です。
犯罪と言えば、前回軽く触れた「激辛カレー事件」ですが、あれって、実はホントにヤバイ事件だったんですね。
多分、私も含めて多くの人が「所詮は激辛」とか思っていた事でしょうが、激辛って普通に毒物だという事が判明。
痛みを感じるレベルの激辛は、普通に胃腸炎になって死んじゃうらしいです。
毒以外の何物でも有りません。
昔から「辛いものを食べると痔になる」と言われていますが、胃腸炎になるくらいなので、普通に肛門も炎症を起こす=痔になるという寸法です。
激辛に強い(食べられる)からと言って、胃腸が激辛に強いとは限らないので、自称激辛好きは注意が必要です。
「食べられるから食べても大丈夫な食べ物」とは限りません。
多分、大抵の毒物は激辛料理よりも食べやすいですが、食べたら普通に死にますし。
テレビでもYouTubeでも、激辛は人気コンテンツですし、確かに面白いですが、普通にコンプライアンスはぶっちぎっています。
つまり、少なくとも、テレビの方は、絶対に裏でヤっています。
「18禁カレー(危険)」なんてブートジョロキアが4本分しか(?)入っていないのに、病院行き続出なのに、それ以上の物がバンバン入っている『有吉ゼミ』の激辛料理で死人が出ないはずがありません。(「痛い」ではなく、「辛い」と言っている時点で、実際よりも辛みが抑えられている物が提供されている可能性を疑っています)
あのレベルの激辛では、事前に牛乳を飲んでいるとかの民間療法だけでは、ほぼ無意味です。
ヤってるなら、ヤってるで良いですが、ちゃんとフィクションだと説明しないと、良い子ではない人々が真似して、死人続出です。
最低でも、「激辛料理は身体を壊す場合があります」的な一言は必須です。
激辛カレー事件があったにも関わらず、激辛コンテンツが人気になっている辺り、国民は、あの事件から何の教訓も得ていない様な気がしないでもありませんが、そんなフリーダムはテレビやYouTubeの中だけで、少なくとも民間では、他人に激辛を強要する事は少なくなっている様です。(多分)
それもこれも、激辛カレー事件のおかげなので、あの事件が無ければ、今頃、激辛殺人が横行していたかも知れません。
素人が激辛に手を出す場合は、細心の注意を以て望むべきだと警鐘を鳴らしておきます。(実体験に基づく警告)
後書きに病気だの犯罪だのと暗いネタをぶち込んでしまいましたが、世に警鐘を鳴らすという意味でも、ここに記しておかねばという謎の使命感に駆られた次第です。
そして、そうこうしているうちに、ホントにもう数日後にはM−1が始まります。
しかも、まさかのロングコートダディが決勝に……
今回は初出場組が多く、前回とは打って変わっての完全なダークホース回です。
前回の優勝候補組も、きれいさっぱりと消えて、優勝候補無き大会と言えるかも知れません。
まさに、「無名のダークホースを中心にした若手の大会」です。
私的には、ロングコートダディを優勝候補にしたいところですが、ロングコートダディはセンス系(ニューヨーク同様。名前からしてもセンス系)に走りがちなので、危うい感じです。(センス系でM−1に優勝したコンビ皆無説)
真空ジェシカ、もも、モグライダーは、全く存じ上げないので、ダークホース感パないです。
予習も兼ねて、YouTubeで見てみると、この3組の中では、真空ジェシカのネタ力が一番高そうですが、いささか音声言語的お笑い力(?)に不安が残る感じです。(単純に技術の問題もあるので、当日までにどこまで成長できるのか期待)
そして、真空ジェシカの決勝ネタの内の一本は、「ペーパードライバー講習」だと踏んでいます。
まあ、一番私好みのネタはランジャタイですが。(唐突に)
ランジャタイは、音声言語的お笑い力が非常に高い、センスとは真逆の勢い系(おバカ系)なので、完全に私好みです。
今年の三連単予想は、ランジャタイ、ロングコートダディ、真空ジェシカで行くゼッ!
それにしてもYouTube便利すぎる……
以前なら、M−1当日まで、ダークホースのネタを見る事なんてなかったのに、YouTubeで検索したら、見事に引っ掛かっちゃうもんだから、そりゃあ、見ちゃうわな〜
おいおい、第二部が始まりかけてるぞ。
しょうがないから、「これで終わりじゃないぞよ。もうちっとだけ――」
ソレは止めておけ。
ですね。
もういいよッ!
ありがとうございました〜
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