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『第2回 年末お笑い総括報告書』


去年は10数年ぶりの暖冬だったため、今年は極寒の厳冬になるとの予測に違わず、東京では半世紀ぶりに11月の積雪という変事に見舞われ、今年の冬に一抹の不安を覚えつつも、年が明けるまでは、比較的平年並みの気温どころか、むしろ暖冬日和と油断しくさっていたところに数年に一度の最強寒波到来で、一夜にして車が雪に埋もれるという悲劇が……
零度(室内気温)の朝はマジで死ぬる寒さなりけりというのに、朝っぱらから車の発掘作業に明け暮れていると、シベリア抑留の日々を思い出す、とか不謹慎なボケを入れずにはいられない今日この頃。
近年、「地球温暖化は夏暑く、冬寒くなるものです」とか言い出したかと思えば、「今は氷河期だから、地球温暖化など存在しない」とか、議論が錯綜、迷走していますが、死人が出るほどの灼熱や極寒はマジ勘弁。
遠き地中海(年中温暖なイメージ)に思いを馳せながら、私は、今年も独りコタツでM−1を見るのであった……

――というわけで、気が付けば、M−1の時期――というか、今年のM−1は妙に放送時期が早いと思っていたら、去年も同じく12月の最初の日曜日だったという事が判明。
どうも、かつての年末(クリスマス)の風物詩というイメージが強く、年末でもないのに、M−1をやっていると、まだまだ今年は終わらないのだという事に気付かされ、とても損した気分になります。
THE MANZAIも年末にやっていたのだから、「M−1 2nd」も年末にやればいいのに、と思っていたら、「THE MANZAI 2nd」が年末に陣取ってるから、「M−1 2nd」が年末に行えないという事に気付かされ、何とも言えない気持ちになりました。
――てゆーか、「THE MANZAI 2nd」(『北野演芸館』)は、どう考えても年始向きの番組です。
同じ12月放送で競合せずに、年末のM−1、年始のTHE MANZAIにすべきと提案したい。
次回改善求む。

改善と言えば、今回、審査員の顔ぶれががらりと変わり、数も一気に半数になりました。
まあ、数が多いと得点発表に時間が掛かって、番組のテンポが悪くなるというデメリットがあるからでしょうが、ある程度数がいないと笑いの好みに偏りが出てしまうので、あと2〜3人はいた方が良い感じです。
しかも、今回は審査員全員が西側の人間という偏見の局地……しかも、全員よしもと――かと思いきや、意外にも上沼恵美子はよしもとではないという罠。しかし、いずれにしろ、生粋の西側の人間なので、結局、西側(よしもと)圧倒的有利な大会でした。
事実、最終決戦は全組よしもと……しかも、全組大阪よしもと……

よしもとによるM−1征服計画だッ!(byキバヤシ)

 チャララ〜〜チャラリララ〜

――って、前回と全く同じ展開や〜ん!
まあ、現実、漫才は西側の文化なので、西側の人間が多くなるのは必然としても、さすがに100%西側というのは如何なものかと。
いつもなら、大竹まこと辺りが東側最後の砦として参加しているのに、今年は姿が見えず……
西側の審査員が、西側の漫才師を格別に贔屓しているとは思いませんが、やはり西側の人間には西側の水が合うものです。
今後も、この辺りが改善されないと、東側から優勝者が出るには、圧倒的実力差がないと無理ゲぽいかも……

だが、あきらめる事なかれ。
東側の人間は、まずは決勝に進むことを目指して頑張るべきである。
さすれば、メイプル超合金のごとく、優勝せずとも、優勝者並みにブレイクすることも能うなり。
人の聞くところによると、トレンディエンジェルよりメイプル超合金の方がブレイクしていたという噂もなかりけり。

斯様な、よしもと陰謀説は、ひとまず脇に置いといて、とにかく、審査員に松本人志が復帰したのは喜ばしいことです。
これでこそ、ようやくM−1が再開したという実感が沸くというものです。

今回のM−1は、米大統領選挙とは異なり、世紀の大番狂わせ等は起こらず、事前の視聴者予想と結果が全く同じという、なんとも言えないフラットな回というか、そういう回でした。
優勝したのが、銀シャリという辺りも、その印象に拍車を掛けています。
とは言え、マイ予想では、1位ハライチ、2位敗者復活(東京ダイナマイト)、3位さらば青春の光だったので、予想外と言えば、予想外なのですが、今年もマイフェイバリットネタ賞は昨年に続きハライチだったので、予想通りと言えば、予想通りではあります。

このように、今年は圧倒的にハライチが面白かったです。(私見)
こう言っては何ですが、優勝した銀シャリは、確かにテクニック的には、トップクラスでしたが、ネタ的には、大吉先生も「去年とやっていることは変わらない」とおっしゃっていたとおり、とくに目新しさが感じられず、明らかに以前のマイナーアップデートという印象でした。(前回は「料理のさしすせそ」、今回は「ドレミのうた」)
謂わば、総合力の勝利と言ったところでしょう。
そんな中で、新境地を切り開いて来たハライチはひときわ輝いていました。
単に、ネタがゲーマー寄りだったので、ひいき目に見ていたという所もあるかもしれませんが、それでもハライチ澤部のリアクションは最高に面白かったです。
ハライチのネタが終了した時点で、「今回の優勝はコイツらだ!」と確信するやいなや(as soon as)、全く点数は振るわず、アキナと同じ446点……
理由は明白です。
それは、松本人志の点数が思いの外低かった事です。
これについて語られることはありませんでしたが、よくよく考えてみると、ハライチの漫才は、従来のボケとツッコミという形式から逸脱したところがあるので、その辺りが一つの要因だったのかも知れません。
つまるところ、ハライチの面白さは、ネタの面白さと言うよりも、ハライチ澤部のリアクションの面白さによるものなので、一種のリアクション漫才であり、正当派漫才を審査する際には、引っ掛かる人もいるのかと思います。
また、オール巨人師匠の指摘した通り、RPGがどんなものか知らない視聴者もいるのではないかという点も、多少引っ掛かるところではあります。
さすがにM−1を見ている層でRPGを全く知らないという人はマイノリティでしょうが、どんなに面白くとも、マイナージャンルの専門知識を要求する漫才は、結局視聴者や観客に寄るところが大きくなるので、賞レース向きでは無いのかも知れません。
やはり、審査員のコメントは、得点の高かったものだけではなく、低かったものの方をこそ取り上げるべきです。
敗者にとっても、高得点審査員の賛辞やおべっかよりも、低得点審査員の苦言やダメ出しの方が、次に繋がる重要なアドバイスとなるので、そちらの方が聞きたいのではないかと思います。
結局、正確なハライチの敗因は分かりませんでしたが、「面白ければ、それが正義」と謳うM−1において、このような結果になってしまったということは、結局、松本人志の琴線を振るわせる漫才ではなかったと言うことなのでしょう。
これをバネに、ハライチが、今後、どのように進化するのかは楽しみなところです。

終わって見れば、マイフェイバリットネタ賞はハライチだったのですが、ある瞬間では、もしかしたら今回はこのコンビが優勝するのではないか、と思う瞬間がありました。
カミナリのネタのときです。
カミナリは、今回、公式のダークホース枠でした。
すでに何度かキー局でネタを披露していたので、名前はおぼろげに覚えていたのですが、ネタはツッコミのインパクト以外、あまり印象に残っていませんでした。
しかし、改めてM−1の舞台で見てみると、メチャクチャ面白かったです。
スキル的には拙いところもありますが、それを補って余りあるインパクトがありました。
何よりもネタが良かったです。
社交的なじいちゃんの伏線を、後半できっちりと回収している辺りは実に秀逸です。
2番手でありながら、ネタが終了時点で、「今回の台風の目はコイツらだ!」と確信するやいなや(as soon as)、全く点数は振るわず、アキナより下の441点……
理由は明白です。
それは、上沼恵美子の点数が思いの外低かった事です。
低かったどころか、低過ぎです。
今大会の圧倒的最低得点……
マジか……
ハライチのとき同様、理由は明らかになっていませんが、番組中の会話から類推するに、カミナリのツッコミが強すぎたことに問題がありそうです。
そもそも、ツッコミでボケを叩くのは、関西(漫才)の伝統だし、強く叩く事がいけないというなら、強打のダウンタウンは50点以下になってしまいます。
また、カミナリのツッコミは単に強く叩いているだけでなく、「このバカヤローがッ!」的ニュアンス(口に出しているが)も含んでいる為、むしろ強く叩かなければならないという必然性があり、その点は考慮されなければなりません。
今回の件で、M−1では強いツッコミがダメという印象が広まれば、いずれ、「M−1ではダメ」→「漫才ではダメ」と拡大解釈されて行き、いずれ、漫才からツッコミは無くなってしまうことでしょう。(極論)
それは漫才の衰退を意味します。
間違いなく、今大会で一番審査員のコメントが必要だったのは、ここです。
ですが、見事に上沼恵美子はスルーされました。
やはり、審査員コメントは、最高得点よりも、むしろ最低得点優先で聞くようにしてもらいたいものです。
次回改善求む。

改善と言えば、今回、敗者復活枠の発表が早かったですね。
やはり、前回、トレンディエンジェルを凍えさせた反省を踏まえたからでしょう――と思っているのは私だけで、単に早く発表した方が、後半でバタバタせずに番組進行をスムーズに行えるからと言う意見の方が有力です。
案の定、出番前にちゃんと暖まれた和牛は、ベストパフォーマンスを出すことができた様です。
マイフェイバリットネタ賞はハライチだったのですが、和牛もカミナリに次いで面白かったです。
ハライチ>カミナリ>和牛
な感じです。
奇しくも前回と似た様な並び順に……
今回、和牛は優勝できませんでしたが、最終決戦においては、世間的には和牛の方が評価は高かった様です。
実際、松本人志だけでなく、何かの番組で千原ジュニアも、最終決戦では和牛が勝ったと思った的な事を言っていました。
ネタ的には先述したとおりですが、スキル的にもトップクラスでしたし、個人的には、むしろ総合力では銀シャリに勝っていたと思います。
最終決戦でも上下迷彩の伏線が決まったときは、優勝を確信しました。
今回、優勝できなかったのは、完全に審査員の好みによるものと言えるでしょう。
(もしかしたら、最後のオチが弱かったのが敗因かも知れませんが)
やはり、5人しかいないと、審査の好みの偏りが顕著に現れてしまう様です。
次回改善求む。
しかし、前回2位だった銀シャリが今回優勝したので、今回2位の和牛は、いきなり来年の優勝候補筆頭に上がりました。
来年に期待です。

審査員の好みと言えば、今回、中川家礼二が、スーパーマラドーナを推しまくっていました。
審査員の中で唯一、銀シャリよりも(かなり)高い点数を入れていたほどです。
中川家礼二だけでなく、概ね他の審査員もスーパーマラドーナに高得点を入れていました。
今回、4位以下はドングリの背比べ状態(4位〜7位までが7点差)なのに、3位のスーパーマラドーナと4位のさらば青春の光の間には10点もの開きがあります。
個人的には、そんなに点差は無いどころか、総合的にはハライチやさらば青春の光の方が上だった感じなので、完全に審査員の好みが出ています。
それ以前に、視聴者予想3番人気なので、視聴者にもスーパーマラドーナは大人気ですが、スーパーマラドーナの何がそんなに彼らの心を引きつけるのか、イマイチよく分かりません。
そこでググってみたところ、どうやらネタの面白さや仕掛けに定評があるようです。
それで得心がいきました。
確かに、ボケとツッコミが完全に分かれたわかりやすい正当派現代漫才は、銀シャリとスーパーマラドーナ(とアキナ)くらいなので、M−1では有利ですし、他のイロモノコンビに比べれば、支持層が多いのも納得です。
それでも、松本人志も「シンドイ」と言っていましたが(意味は不明)、イマイチ物足りません。
最終決戦の時の侍と町娘ネタでも、NON STYLEやテンダラーがすでに似た様なネタをしているので、デジャヴ感がパないです。
ただ、ツッコミの時の「痛くない様に叩いてますからね〜」には、やられました。
完全に上沼恵美子カミナリ問題を振りに使っています。
多分、最終決戦前に急遽入れたのでしょうが(もしかしたら、松本人志の「シンドイ」をボケが強く叩かれるのがシンドイと解釈したのかもしれませんが)、実に見事でした。
個人的には、1本目のときに入れていれば、文句無しに最終決戦進出でした。
それでも、スーパーマラドーナが優勝するビジョンは全く見えません。
何が足りないのか考えてみるに、そもそも、このキャラクター全盛の時代に、スーパーマラドーナのネタからは、キャラクター性が全く感じられません。
せっかく「最弱(虚弱)×最強」というキャッチフレーズがあるにも関わらず、それを全く生かし切れていません。
逆に、キャラに縛られないネタだからこそ、人気があるのかも知れませんが、その為には、どんなネタにも対応できる程のスキルが必要になります。
わりと銀シャリにも同様の事が言えますが、銀シャリの場合、スキルレベルが高かったので、かろうじて優勝できたのかも知れません。
しかし、スーパーマラドーナの場合は、そもそもスーパーマラドーナ田中の素人感がパないので、トレンディエンジェルの様に、割り切ってキャラを生かした方が、結果的に爆発力のあるネタを作れそうな気がしないでもありません。

逆に、キャラの塊の様な漫才をしていたのが、スリムクラブです。
しかし、スリムクラブの場合は、キャラのみで、ネタが……
まさに、スーパーマラドーナとは真逆。
スリムクラブについては、上沼恵美子の言っていることが正しいと思います。
シュールが過ぎて誰もついて行けないレベルです。
シュールギャグは、とにかく言葉のチョイスが重要ですが、今回のスリムクラブには、どうもその辺のセンスに欠けるところがありました。
概ねの審査委員の評価は低かったにも関わらず、ハライチの時とは対照的に、松本人志が高得点を付けていましたが、内容的には実質最下位と言っても過言ではありません。
しかし、ランク外になるときの去り際にカミナリと入れ替わる件は、ある意味、今回のM−1で最も爆笑をさらったところではあります。
むしろ、M−1史上最も爆笑をさらった去り際と言えるでしょう。
その点は、カミナリ共々、M−1史に残る伝説を作ったと言っても過言ではありません。(過言)

さらば青春の光は、M−1決勝は初出場ですが、キングオブコント決勝の常連なので、すでに知名度、実力、共に優勝候補クラスです。
マイ予想では3位でしたが、私的にも実際にも4位でした。
シュールギャグのセンスは、圧倒的にスリムクラブよりも上です。
能や浄瑠璃をチョイスする辺りは、相当なセンスです。
――が、「ねじり鉢巻角刈り奮闘記」辺りから急に怪しくなってきました。
「キャッツ」に至っては、私には全く分からず、思わず、ググったほどです。
多分、「キャッツ」とは「世界で興行的に最も成功したミュージカルのひとつ」(by wiki)の事の様ですが、「キャッツ」が、どの程度の常識的知識なのかは気になるところです。
それ如何によっては、このネタの成否が分かれると言っても過言ではありません。
奇しくも、ハライチの時の「マイナージャンルの専門知識を要求するタイプの漫才」を同時期の決勝で経験するとは思いもよりませんでした。
自分の全く知らない知識が出てくると、完全にお笑いどころでは無くなるという事を実感させられました。
いずれにしろ、能や浄瑠璃はジャンルなのに、「ねじり鉢巻角刈り奮闘記」や「キャッツ」は演目名なので、ものすごい違和感です。
いっそ、能と浄瑠璃を貫き通すか、シュールランクを下げて、狂言や歌舞伎を使うか、演劇にこだわらず、印象派とかロマン派とか、それっぽい事(言葉は知っているが、内容はよく知らない)でごまかすのもアリだったのかも知れません。
この辺りが最終決戦に残れなかった要因なのかも知れません。

アキナも初出場となっていますが、過去にTHE MANZAIに出場しているので、実質初出場ではありません。
「ソフランのアキナ」と言えば、思い出す人もいるかも知れません。
どちらかと言えば、アキナもシュール系の印象ですが、今回はトップバッターだった為か、ネタ自体の印象が薄いです。
『クレヨンしんちゃん』的な大人子供ネタで、普通によくできたネタだったですが、ソフラン程のインパクトはありませんでした。
女性芸人枠の相席スタートは、20世紀の雰囲気漂うド下ネタ漫才で、野球好きな年配の人にはウケは良いかも知れませんが、若者層には如何なものかと思います。
概ね低得点でしたが、上沼恵美子だけが、90点台を付けていたので、またやらかしたのかと思いきや、実は、上沼恵美子の中でもワースト3の得点だったりします。
単にカミナリが異常に低かっただけなのです。
最下位の相席スタートですが、別にドン滑りしたわけではなく、ひっそりと最下位になっていたという感じです。
むしろ、滑り具合では、スリムクラブの方が、よく滑っていたほどです。

今回、総評でも「審査は僅差だった」と松本人志は語っていましたが、これは最終決戦のみに言える事ではなく、M−1後のいろいろな番組で、全体的にドン滑りしたコンビが無く、審査も微妙だったと語っていました。
それだけ、接戦だったという事ですが、言い方を変えれば、突出したインパクトのコンビが居なかったとも言えます。
――とも言えるのですが、やはり、カミナリのインパクトは突出していました。
そして、それを阻んだ上沼恵美子の所行は賛否両論を生み(一時期、「上沼恵美子 M−1」でググるとトップに「上沼恵美子 M−1 カミナリ」が来たほど)、「今回のM−1は上沼恵美子回」だった的な説も囁かれるほどです。
このカミナリ問題だけでなく、序盤で「早い漫才は苦手」的な事を言っていましたが、結局、M−1の申し子的な高速漫才の銀シャリに高得点を付けて、最終決戦でも一票入れているので、言行不一致感が否めません。
上沼恵美子はM−1の審査員の常連ですが、以前は人数が多かった所為か、別の審査員がやらかしていた所為かはわかりませんが、今回の様な奇行は全く記憶に残っていません。
それどころか、今回も含め、最終決戦で上沼恵美子が投票したコンビはもれなく優勝しているので、結果論で言えば、上沼恵美子のお笑い審美眼は最強クラスです。
確かに、お笑いだからと言って、暴力が正当化されるのは、教育的に如何なものかとも思います。
もしかしたら、上沼恵美子は、M−1最後の良心として、あえてカミナリに低い得点を付けたのかも知れません。
もしも、あのままカミナリが優勝していたら、100%全国のどこかでカミナリのツッコミをイジメに利用しようと目論むヤカラが現れていたに違いありません。(優勝しなくても現れるが)
今回も敗者復活戦は、ある意味、決勝戦よりも盛り上がっていましたが、前回で言うところのヤバイ奴ネタや殺人ネタ等、ガラの悪いネタが多かったのも、また事実です。
もしかしたら、M−1のイメージをクリーンにするために、今回は、面白さとは関係なく、あえて、そのようなガラの悪い系のネタを落としたのかも知れません。
こうなると、カミナリが最終決戦に残れなかった事にも得心が行きます。
もしかしたら、今回、とくにライバルがなく、前回2位でド本命の銀シャリがそのままのっぺりと優勝するという、全くドラマ性に欠ける展開だったのも、M−1クリーン作戦の一環だったのかも知れません。

ですが、やはり、視聴者は、そんなクリーンな漫才よりも、ガラの悪い、突拍子も無いネタを求めていることは疑いありません。
敗者復活した和牛も、敗者復活戦では、前回のヤバイ奴ネタでしたし、2位はヒステリックなミキ、3位はヤバイメイプル超合金、4位はガラの悪いとろサーモン、と視聴者投票による上位は概ねヤバイ奴らです。
敗者復活戦が決勝戦よりも盛り上がるわけです。
前回同様、敗者復活戦が実質決勝戦になっていたので、そこで勝利した和牛が最終決戦に残るのも当然であり、影の優勝者と囁かれるのも仕方ありません。
前回、完全ダークホースだったメイプル超合金などは、完全にベテランの風格をまとい、素人感などはみじんも感じさせませんでした。
前回は、安藤なつをベタボメしていましたが、実はカズレーザーの潜在能力も大したもので、むしろ、世間的な評価は、カズレーザー>>>安藤なつ、です。
とくに、カズレーザーのトーク力は、今までほとんどテレビに出たことが無いとは思えないほどの順応ぶりで、そりゃあ、番組出演本数でトレンディエンジェルを上回るのも納得です。
ここまでブレイクしたメイプル超合金なのですから、決勝に残っていれば、銀シャリの対抗馬として、ドラマも盛り上がったに違いありません。

伝説の「忍者の巻物ネタ」以来、個人的に応援しているアルコ&ピースですが、あれ以来、全く決勝戦に上がって来ません。
今回に至っては、準決勝に残りながらも、仕事で敗者復活に参加していない始末……(なにげに、馬鹿よ貴方はも不参加)
すでにブレイクしたので、M−1への情熱を失ってしまった感が否めません。
まあ、そもそもM−1は、ブレイクしていない新人の為の大会なので、ブレイクした者が後進に道を譲るのは、一つのスタンスかも知れませんが、少々寂しくもあります。

前回同様、東京ダイナマイトには爆笑させられました。
爆笑したのは「グランブルーファンタジー」「媚びるな」の件だけですが、是非、決勝戦で、この件を見たかったです。
決勝戦なら大爆笑必至のネタですし、もしかしたら、そのまま優勝ということもありえました。(個人的見解)
次回こそは、決勝で東京ダイナマイトを見たいと思うやいなや(as soon as)、今年がラストイヤーだったことが判明……

実力者が次々と去って行き、今後のM−1に一抹の不安を覚えながらも、今回大きく予想を外したことにより、最近、お笑いの目が肥え過ぎて、美食家程ゲテモノ好きという、専門家になればなるほど一般人の感覚から乖離してしまうと言う状態に、自分も陥っているのではないかと苦悩しないでもない今日この頃……
2016年末の紅白歌合戦では、視聴者、観客票は圧倒的に白だったのに、審査員票は圧倒的に紅で、そのまま紅勝利という、ものすごい世間ズレぶりが露呈されるという事件がありましたが、私も初心にかえり、曇り泣き眼でお笑いを見れる様に精進したいと心に誓いながら、今回はこの辺りで失礼させて頂きます。

ご清聴、ありがとうございました。

2017/1/18


(; ̄□ ̄)ノ<講評〜ってゆーか雑談)

今回、メチャクチャ遅筆で師走どころか、如月(2月)にまで押してしまうところでした。

ここまで遅れた原因はいろいろありますが、一番大きな原因はPCの故障です。
普通、インターネットの特定のページだけが繋がらなくなったら、ウィルスやLAN周辺の不調かと思いきや、まさかのマザーボードの故障です。
マザーボードの故障は、ありとあらゆるパソコンの不調の原因となる上に、素人では原因の特定は、ほぼ不可能という、とんでもない上級者向けトラブルです。
それを無知な素人が、どうにかしようとした為に、10回以上もOSをクリーンインストールする羽目になりました。
結局、マザーボード交換で現在に至るわけですが、中途半端に故障するよりも、いっそ画面が映らなくなるくらいはっきりと故障してくれた方が、逆に手間もコストが掛からないと言うことを痛感させられました。
しかも、Windows10の無料アップグレード期間が終了したので、Windows7に逆戻りです。
泣ける……

ところで、直近にFF15が発売されていますが、これは今回の遅れとは全く関係ありません。
私はPS4を持っていないどころか、ライトニングリターンズをプレイすらしていない状態なので、もはや、完全にRPGER失格者です。
そんなRPGER失格者の私ですが、ハライチのネタ中の『ドラゴンナイト』には引っ掛かりました。
RPGERというよりは、むしろ、エロゲーマーの領域ですが、これに引っ掛かったエロゲーマーは少なくないはずです。
ネタ中では、「SEKAI NO OWARI」の曲とツッこまれていましたが、むしろ、「実在する20年以上前のエロゲRPG(超名作。PSにも移植された)やん!」と全国のエロゲーマー達はツッコミを入れたに違いありません。
しかも、直近にドラゴンナイト5の開発が発表されていたので、まさかハライチ岩井は、リアルドラゴンナイトファン(エロゲーマー)、またはDMMの回し者かも知れないという疑惑を抱きつつも、いつの間にかelfが消滅(休業?)していたことにショックを覚えた今日この頃。

巷では、空前のピコ太郎ブームです。(唐突に)
ブレイクの原因は、完全にジャスティン・ビーバーの影響らしいですが、二つの物を合わせて何かにするという、分かり易く、応用の利く内容もヒットの一因でしょう。これは、「AとかけてBと解く。その心はC」みたいな、なぞかけに通ずるものがあります。
お笑い的には、海外には無いタイプのシュールギャグを海外に普及した功績は大きいです。
2曲目以降がアレなのは一発屋の宿命ですが、このままシュール路線を突き進んで、海外にシュールジャパンを広めてくれることを期待します。

I have a uh...

I have a uhmmm...

ンンッ!(合体)

…………う〜〜ん……

……最後はムリクリPPAPで締めようとしたが、何も思いつかず、図らずも己の無能さを露呈する結果に……

もういい……もういいよッ!(泣きながら)
ありがとうございました〜


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